マクラメは、紐や糸を手で結んで幾何学的な模様を作る手芸技法です。アラビア語の「ムクラム」(格子編み)に由来し、「交差して結ぶ」という意味があります。
歴史
マクラメの起源は古く、バビロンやアッシリアの彫刻にも装飾として描かれていました。7〜8世紀頃、イスラム文化圏でラクダの鞍や袋の飾り房として使われていたのがルーツとされています。その後、スペインやイタリアを経てヨーロッパ全土に広まり、17世紀後半にはイングランドでも人気を博しました。日本でも縄文時代から結びの技術が存在し、正倉院御物や茶道具、神輿などにもマクラメの影響が見られます。
基本的な編み方
マクラメには様々な編み方がありますが、代表的なものとしては以下があります
- 平結び(平編み):最も基本的な編み方で、多くの作品に使われます。
- ねじり結び:紐を巻きつけるように編む方法です。
- タッチング結び:芯紐に1本の紐を上下から巻き付ける編み方です。
作品例
マクラメで作れる代表的な作品には以下のようなものがあります
- タペストリー:壁に飾る装飾品として人気です。
- プラントハンガー:観葉植物を吊るすのに適しています。
- アクセサリー:ネックレスやブレスレットなどが作れます。
- バッグ:ナチュラルな雰囲気のバッグが作れます。
始め方
初心者の方は、まず基本的な「平結び」から始めるのがおすすめです。必要な道具は、紐やコード、はさみ、そしてマクラメボードがあると便利です。マクラメは一度基本の結びを覚えると様々な作品に応用できる、無限の可能性を秘めた技法です。初心者でも簡単に始められ、自分だけのオリジナル作品を作る楽しさがあります。